世界を味方につける方法 BY ミルエリa.k.aビリチェンさん

内的世界に変化を起こして世界と繋がるアウェイクナー

「分かるよ、わかるよ、その気持ち!」って全然わかってなかったって話し

「分かるよ、分かるよ、その気持ち!」って

分かったつもりで言っていても

わかってないことの方が多いですよね。

 

 

年末に夫婦そろって胃腸風邪にかかって

死ぬかと思いました。

 

 

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その時は発症に数時間のブランクがあったり

両親の異常事態を察知した息子がグズらずに寝てくれたり

お互い休むことに集中できましたが、

 

 

もう苦しくて苦しくて。

 

 

 

 

快復した後、

苦しかった時の思い出を2人で話している時

「つら過ぎて、つわりの時思い出しちゃったんだよねー

妻がポロっと漏らして驚いたんです。

 

 

 

3年ぐらい前のことですが、

当時、妻は数か月間つわりに苦しんでいました。

 

 

毎日つらそうなので、苦しむ妻に

「分かるよ、わかるよ、その気持ち!」と

共感して励ましていたんです。

 

 

でもまさか、

あの胃腸風邪のと同じぐらいの苦しみと数か月も味わっていたなんて

想像すらしませんでした。

 

 

「分かるよ、わかるよ、」とか言って

全く分かってなかったのです。

 

 

さかのぼること、更に数か月。

 

 

妻が原因不明の蕁麻疹に係りました。

首から上が真っ赤に腫れ、毎日鏡を見てはタメ息をつく。

毎日定期的に酷い痒みが襲うので、日常生活もままならない。

幸い症状は2週間で収まりました。

 

 

僕はアトピー体質で、

普段は落ち着いているのですが季節の変わり目などで悪化すると

全身が真っ赤に腫れ、ダルさと見た目の酷さ、痒みに苦しむことがあるため

妻の蕁麻疹を見て、

つらくて苦しいだろうな…。と心配して

 

「分かるよ、分かるよ、その気持ち!」

言っていたものの

 

 

”つらいのは分かるけど面積が狭いから

そんな大騒ぎすることじゃないよ。”

と思っていました。

 

 

しかし、

相手は痒み初心者。

いつ治るかもわからず、

薬も効かない蕁麻疹が相当怖かったことでしょう。

 

 

僕は先輩面していたせいで、

妻の気持ちを全然わかっていませんでした。

 

 

そして、快復した妻も

「いつも辛そうだとは思っていたけど、

あんなにつらいとは思わなかった!!」と

話してくれました。

 

 

相手の気持ちに寄り添うのは大切なことですが

 

 

分かったつもりという過信や

分かってもらえてるという過度な期待は

時にお互いを苦しめることに繋がります。

 

 

これは、自分の気持ちについても同じ。

 

 

自分のことは自分が一番わかっている!

と思いがちですが、そうでもありません。

 

 

相手の気持ちもわかったつもり。

自分の気持ちもわかったつもり。

 

 

ちょっと冷たく聞こえるかもしれませんが

そう考えることで

無理に察しようとせず

素直に問いかけることで

 

 

相手とのコミュニケーションも

自分とのコミュニケーションも

深くなっていきます。

 

 

そうすると、

何でわかってくれないの!

と相手に期待しすぎることも減りますし

 

 

こんな風に感じてしまう自分は

おかしいのかも?

と自信をなくしたり、自己否定することも

減っていきます。

 

 

「分かるよ、わかるよ、その気持ち!」と思った時は

相手や自分を深く知るチャンス。

 

 

そんな時ほど

 

どんなふうに関わって欲しいか?

 

相手にも自分にも聞いてみるといいかもしれませんね。