23年間手離せなくなかった喘息の薬を気づいたらほとんど使わなくなったプロセスをまとめてみた。
前回の記事。
喘息って治るものじゃなくて、
付き合うものだと言われて
治すことを諦めていたけれど
ある日、「もしかしたら治るかも?」という淡い期待から始まって
23年間手離せなかった薬をほとんど使わなくてよくなった。
という事をお話しました。
振り返ってみたら我ながらに素晴らしいプロセスだったのですが、
いかんせん前回のブログでは分かりづらいと思い、
プロセスをまとめてみました。
応用力のある方はダイエットなどにも活用できると思います。
前回の記事を読んでからここから先を読んでくださいね。
今日から僕も以下のプロセスでダイエットを開始します!
このブログ描きながら、せんべい食べてるのは内緒ね。
あなたも興味があったらやってみてくださいね。
必ず、変化が起こりますよ。
①うんざりするきっかけを大切にして
喜怒哀楽の嵐を全力で味わう。
僕が喘息を治そうと思ったきっかけは、主治医に見捨てられたこと。
相当ムカついたし、不安になったし、混乱しました。
ここで、
無理やりポジティブシンキングをしたり、
引き寄せ的に「喘息が治って健康になっている」とか思ってもその場限りででうまくいかなかったでしょう。
喜怒哀楽の嵐を全力で味わうことで、
心の自然治癒力が発揮され前向きな思考とアクションを生み出せます。
②思い込みを少し揺るがす。
何か目標を達成したいときは「すでに達成している自分をありありとイメージするといいよ。」と言われます。
僕も信じて頑張っていたこともあるのですが、
どうやら、すでに達成している自分をありありとイメージすることで
モチベーションが上がる人と
プレッシャーを感じる人がいるということが分かりました。
「絶対に喘息を治してやるんだ!」という固い決心ではなく、
「もしかしたら、治るかも?」という淡い期待で初めて
治りそう→治せる!と段階的に確信を育てていったことも成功要因だと思います。
③できることから始める。
僕が喘息が治るかも?と淡い期待を心に抱いた時
始めにやったのがgoogle検索。
「喘息 完治」でひっかかった情報は
整体、鍼灸、気功、お祓い、情報商材等
高額なものばかり。
高額なものは続けられなくなるしストレスも大きいのでパス!
とりあえず気軽に買えた文庫本を読むことから始めました。
あと、この本に書いてあることも実践しました
④素直にやる
あくまで個人的な感想ですが幼いころに著者(久徳さん)の病院を受診した時の看護師の暴言を吐かれたり、薬の処方ミスがあったりと、かなりの抵抗感が著者にはありました。でも、内容は信頼できたのでやると決めて書いてあることを素直に実践しました。
⑤素直にやるけどやれる範囲で
本には
①断薬
②冷水浴
③マラソン
という三つの方法が書いてありましたが、
①断薬は今の自分にはハードルが高い
②冷水浴は真冬だったので朝晩はキツイ
③マラソンも気が乗らない
ということで、
①薬は普段2回使うところを1回我慢する。
②冷水浴は風呂上りだけ
③マラソンは犬の散歩のときに数100メートル
という形で、できそうなレベルまでハードルを下げました。
⑥三日坊主でもOK、ゆるく続ける。
①の減薬は順調でしたが
②の冷水浴は寒さに負けてできなかったり
③のマラソンは見事に3日坊主で断念。
それでも、思い出したとき、できそうな時だけ継続すればいいというゆるいルールのもと半年以上継続しました。
⑦小さな自信を積み上げる。
23年間手離せなかった薬です。
ちょっとやそっとでいらなくなるわけではありません。
「今日は6時間使わずに済んだ。」
「激しい運動の後でも呼吸だけで発作が治まった。」
「気づいたら2日間薬を使っていない。」
など小さな実績を積み上げることで自然と薬を使わなくても大丈夫という自信が積みあがっていきました。
⑦自信が付いてから心理的なアプローチを行った。
喘息にもカウンセリングが効果的だと教えてもらい実際に受けたこともありますが、
どうも本音の本音を語れず、効果はいまいち。
あの時は喘息が自分にもたらすメリットとそれを享受している自分を認めたくなさすぎて全力で抵抗していたように思います。
何故かと言えば、「カウンセリングでも喘息治らなかったら、俺一生喘息のままじゃん!」という気持ちと、実は喘息が治ったら困るかも?という気持ちがありました。
今回は小さな自信を積み上げてきたことで、喘息を治すのが楽しいと言う考え方に変化していたので、心理的なアプローチも効果があるのかな?と想い再チャレンジ!
やり方は前回紹介したとおり
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①「喘息が治らないのは思惑通り」とニヤニヤしながら声に出しながら言います。
②言った後で、心の声がしてくるので耳をすませます。
大体は「だって○○なんだもーん」か「そんなことない○○だぞ!」という声
③その心の声を聴いて心底落ち込みましょう。
僕の場合は
「だって苦しい時じゃないと人が助けてくれないもん」とか
「だって苦しい時じゃないと休めないもん」とか
「そんなことない、俺だって治るように努力してきたさ!」だったのですが
「だって~」の方は恥ずかしながらなるほど!と思い
「そんなことない~」の方は納得感が低かったです。
この時、だから自分はダメなんだ!等と自分を責めないでください。
心底落ち込む理由は、心の声が自分にとって本当の願いだということを受け入れたほうがいいからです。
④心の声が教えてくれた本当の願いを目の前にイメージして和解します。
イメージは勝手に湧き上がります。
僕の時は傷ついた子供のような姿でしたが
人によっては動物やただの立体だったりもします。
そして
「今までありがとう。あなたのおかげで休むことができました。」
「今までありがとう。あなたのおかげで人が助けてくれました。」等と自然と思い浮かんだ言葉をイメージに伝えました。
⑤最後に喘息が治っても本当の願いを叶えられる方法を考えて、小さなことから実行に移していくことを繰り返します。
僕の場合本当の願いは”疲れたら休みたい””人に助けてもらいたい”だったので
疲れた日は30分早く寝たり、朝ギリギリまで寝たり、ちょっとしたことでも家族にお願いしたり、苦手なことは知り合いに頼んだりしていきました。
※ この時に考えていたことは”喘息がなくても休めるから大丈夫だよ~”とか”喘息がなくても助けてもらえるよ”と心の中で語りかけていました。
※喘息を治す意図を持って行動している時は毛穴から喘息が抜けていくようなイメージも意図的に作っていました。
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⑧願望は意図になった時に実現する
以上のことをゆっくり当たり前のようにできるようになっていた時に「あれ?最近薬使ってないじゃん?!」と気づきました。
喘息を治したい!という強い願望が→治るかもしれない?→治そうとしていることすら忘れて行動が習慣化している。
願望だったものが治るという意図に変わったことも大きな一因です。
⑨30年でしみついたパターンだから
そんなに早くは治らない。
喘息などの持病はつらいので早く克服したくなるのが、人情です。
しかし、即効性を求めると結果が出ない時に落ち込んであきらめてしまいます。
僕の場合は30年かけてしみついたものだから、3年で克服できればいいかな?という長い目で考えています。
どんどん楽になっているので、3年で克服という計画も大変だとは感じません。
⑩注意点
この方法が全ての喘息患者さんに効果があるかわかりませんが
つらい思いをしている人にすこしでも役立てばうれしいです。
ただ、実行に移す際は断薬等自己判断ではなく医師への相談などをお願いします。